前回は、新聞紙をビリビリ破いたり、破いた新聞紙片を使った遊びをご紹介しました。
今回は、人とのやり取りを促したい時の粗大活動の一例をご紹介したいと思います。
☆穴をあけた新聞紙を使って
①『いないいないばぁ遊び』
注視や待つことを促します。
②『頭から足まで通るかな』
上から新聞紙を降ろしていき、破れないようにじっとすることや、色々な大きさの穴 をくぐらせることで自分の体のサイズ感を意識できるよう促します。
③上記以外にも…
直接やり取りが恥ずかしくても、穴ごしに友達を見たり、穴に手を入れてタッチしてみたりして友達との交流を促すことができます。
☆お家ごっこ
部屋の角を使って大きくつなげた新聞紙を壁に貼ることでできたスペースを家に見立てます。
この活動では、
①壁を破らないように出入りすることで、枠の理解を促します。
②出入りの際の挨拶(行ってきます、ただいまなど)や、訪問者とのやり取り(ピンポン、はーいなど)、を学ぶことができます。
③お友達など他者の家もある場合、自分と他者の区別を意識したり、他者の家を行き来してやり取りの練習もできます。
ただ新聞を繋げて壁にするだけでなく、一部を切り取って窓やドアを作ることもあります。
このように新聞だけでもやり取り遊びを楽しむことができます。
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